The Apostle

 窓から抜け出して夜を歩く。ゆるされた外出時間だけじゃあ物足りないわたしの生活

はじまりはいつだってわくわくより、何もないきもちの中にあって、気づけば変わっていく景色だけがだんだんと、色づいていく、「かもしれない」未来を可愛らしく形作っていく

ほんとうのことをいうと、もう毎日には変に思うことばかりで、歯止めも効かなくなっているわたしの嘘つきみたいな微笑みを、部屋に留守番させておきたいみたい

ここからなら柵の向こう、遠くまで見渡せる。自分じゃない自分だけが、わたしたちの生活の中で色づいているというのなら、きっと、不確かだと思っていたわたしたちのいじわるな部分だって、こどもっぽいところだって、踊りやおしゃれの一部でしかないんだと思う。

だから身をゆだねるように、まるで気分で作った音楽に恋をするみたいに、緩やかにいきるつもり。

 

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