(ever)lightgreen

わたしは誰かほかの人間であったりだとか、何か大きな仕組みだとかと手を取り合って、あるいはよいしょしてもらったりして、健やかな毎日を過ごしていける。そういうことはもうなんとなくわかる。わたしは、ひとりで生きていける、と言えるほど強くないし、そんなはげしい心はいつかの昔にどこか遠くに落としてきてしまったから。

それでもその気になれば、わたしはどこまでだってもう、ひとりでいける。誰かの帰りを待たなくたって、お気に入りのコートを買って、溶け出すように街の中を闊歩して、あざやかな色の電車に乗り込み窓の外に広がる夕暮れを好きなだけ眺めながら、ネオンの眩しい新宿にだって、ちっちゃい頃に住んでた家の近くにあった公園にだって、いける。

みんなを裏切るようにして、例え誰かに「冷たい」と陰口を叩かれたって、何処へだって、いける。