Good-bye ponytail

雨降りの日のホームは、蛍光灯に照らされてニスを塗ったみたいに輝く。空は灰色で、ただの悪天候じゃないんだよね、今度は、と、本腰を入れて台風を招いている。耳元には忙しすぎるベースラインの陽気なミュージック。明るすぎるホームと軽快なポップスが遠ざける、憂鬱や疲れや毎日の億劫さ、絶え間ない希求、疼き。考えるほど世界が暗くなっていくけれど、ふとした明るさに心を打たれる。ほら、次の音楽が鳴るのに僕はまだ死なない。身体中の空白に夜があればあるほど、瞬間に星が光る。