日曜/Her Surprise

 人一倍頑張ろうとする君のことを僕はよくしっているつもりで、そんな風に生きている君のことを、美しいだとか、偉いとか、誇りに思うだとか、たくさん褒める大人の人や同級生たちの存在を知ってもいる。彼らの期待になんとかして答えようとすることも、人に優しくしようとすることも、それはそれでやっぱり美しいし格好良いけれど、それでも今日くらいは、肩の荷をおろして、寄りかかってほしいと、そんなことを不格好ながら思ったりする。君が肩に乗せたたくさんの重たくて大切な何かを、僕が代わりに背負ってやることはできないけれど、一緒にソファーに座りながら、時計の電池を抜いて、君の好きな映画でも見ようよ。
 もしもディズニー映画だったら、僕はもしかしたら、変に批評してしまうかもしれない。そしたら君が大切なことを、だらしない姿勢のままで、少しだけ怒りながら話してほしい。
 君が生真面目に頑張らなくても、その命の奥の方にはやっぱり大切な何かがあって、それはこの世界の中で必要とされているものなんだと思う。君は何も頑張っていないのに、この世界に生まれてきてしまったんだから。生きているだけで良いと、君以外の誰かが切実に、確かに思っているんだから。だから今日くらいは、時計との競争を忘れて、僕のそばで気の抜けた昼下がりを、過ごしてみてもいいかもしれないよ。
 冷蔵庫にはオレンジジュースとサイダーしか入ってないけれど、、、
 子供っぽいなんてそういわずに、どっちかしかないんだから。


 さあ、どっちにする。