フクラム国

タルイのブログです

帰り道

 四季が巡ると共に、同じ様な所をまた歩いている気がするのは何故だろう。

 僕らは季節に感情を乗っ取られていて、考えごとは循環するようにシーズン毎に舞い戻り、懲りもせずにまた答えの出ない問いに悩んでしまうらしい。

 

 成長したなんて台詞は便利な嘘で、本当にあるのは成長ではなく、どちらかと言うと潜水力に近いものだ。深く潜む円を捉えるための、しっかりと毎日を歩くための胆力のようなもの。

 

 リュックが循環を経て軽くなったのか、変な勘違いを軽率に生み出しているような気がする。もう一度、今度こそはもう一歩、と、しっかりと歩く術を1日も早く。浅瀬で観る風景なら水族館に行けばいい。足の届かない場所にしか、いつだって、用はないはずなのに。

 

 けれど季節と共に感情が循環している、なんて、もしかしたらだからこそ僕らは、あの頃の事を今もまだ、ほんの少し思い出せるのかもしれないね。

 

 

 

それでも傷付けてごめんなさい。