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L'après-midi d'un faune

タルイのブログです

まっすぐにしか書けないこと

イチゴジャムの食パンと甘々のコーヒーは、今日もまた生活のねじを巻く。

単調な朝だ。

電線の上で望遠鏡を覗くのは、あの日忘れたはずの女の子。

両手で抱えて、何かを確認するかのように。

重そうに。

僕は、そんな風に未来を覗く彼女の、笑えるくらい不器用なあの歌を思い出す。

君と僕と黒板と、放課後の秘密が今日もまた、一瞬間のメランコリーを連れて来る。

 

勉強机から泥の匂いがしなくなった時には、僕はもう一人だった。

終わってしまったこと。

戻れない夕暮れ。

掠れていく鮮やかな色。……

 

ただ、それが例え夢であっても、

僕は、そして多分君も、今日だって笑えるはずだ。

照れくさく、そしてどうしようもなく、懐かしくなりながら。

 

「なんでもない日々が 大好きだった」