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L'après-midi d'un faune

タルイのブログです

次のバイト代が入ったら、飯行かないか?

自分らしく生きているという感触が、こんなにも素直に受け入れられるのは初めてだ。

過剰な表現ではない。

「生まれ変わったみたいだ」

それは前の連載のおかげかもしれないし、9月の5日間をパリで過ごしたからかもしれないし、或いはgalileo galileiが解散したからかもしれないけれど、どうやら、昔からやりたくてたまらなかったものや、僕の人生にずっと寄り添って欲しいものなんかを手に入れるためには、今ここに生きているなんて証明を無理に行う必要なんてないらしい。そして僕の命は、嘘みたいに死を孕んでいる。

いつも、ぼんやりと、なんて言葉を使うけれど、今ばかりは、はっきりとわかっている。

もう自分の好きなことを隠す必要もないし、性癖をさらけ出すのを恥じらう必要もない。

宮崎駿がカプローニに言わせたように、多分、創造的人生の持ち時間は10年しかなくて、その入り口はまだ遥か先にある。

生きた意味を感じる場所まで、僕はただ直向きに、真に自分のものとなる力を、育てて行けばいい。

周りはいつも早足で通り過ぎていく。僕だってそうだった。ずっとそうだった。早足が大好きで、頑張っている自分が大好きで、頑張らない人より一歩でも先の景色を見ることが大好きで。

やっと、人間として歩き出せそうだ。

走り抜けた景色を見返してみれば、それは思った以上に、カラフルに色づいている。

立ち止まろう。僕はそういう生き方をしよう。本当に自分が誰かに何かを伝えられるようになるまで

一人歩いていよう。何度もふり向こう。

忙しくなかった今日の日を物足りなく思うのをやめよう。

僕たちの生きる場所はもっと先にあるはずだ。

生きている実感を無理に求めなくなったおかげで、漸く、死ぬまで生き抜く力への、長い平凡を歩ける。

 

暗闇を恐れるな。死ぬまでそんなもんなんだろう。それでもいい。兎に角焦らずに進もう。疲れたら海へ向かおう。そしてたまに、友人とご飯を食べよう。

話し合おう。

僕らの価値を認め合うことなんて、本当は、それで十分なはずだ。