少女 B

あの場所に行くことを求めている。

ここよりもっと高く空が浮かんでいて、私の「好き」が「嫌い」になるより早く景色が移り変わっていくあの場所が、私の透明な指先に空を塗るのを待っている。

 

私の頬は、君には見えない物質を排出して、君を密やかに閉じ込めている。それを分かっている私は、ただ慎重に、周りの湿気を管理する。君を包む膜を傷つけないように。

 

夜を迎える花色の夕焼けが、私の脳の中の麻薬物質を製造してくれる。私は美しさの代わりに、それを口に取る。

 

今日は一人で帰るね。