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タルイのはてなブログ

タルイのブログです

Portal あとがき

 どんなに書くことが思いつかなくても、どんなに徒労を重ねただけの駄文であっても、毎日更新し続けて、あの街の終わりを見れたことに一先ずホッとしている。

 乱雑な実験を積んでいくと、今ぼくが立っている、狂おしいくらいに現実的な地面が少しずつ見えてきて、厳しく無知や不器用が立ちはだかった。

 人によく見せようだとか、変に意識する劣等感だとか、様々な感情ががんじがらめで、酷く苦しく、少しもマシなものは書けずして、魅力的な登場人物達には可哀想なことをしたと感じている。もっと魅力的な奴らなのに、伝えられない歯がゆさと無力さははっきりと胸中にある。

 

 まだ自分がどれだけ書けないのかが分からないので、まだ試してないことがあるので、一先ず9月末の文学新人賞に向けてまた毎日恥辱まみれの言葉を書いていこうと思う。また僕は物語の中の人々を、乱雑で矮小なものにしてしまうかもしれないけれど、生憎まだ僕には若さという精力がある。

 

 今回のportalは全て、galileo galileiの実際のアルバムの世界観をテーマに作り上げた、1つのオマージュと言えるものである。全て実在する曲の題名で、またどれもいい曲なので、お勧めする。僕は無論、「スワン」が一番好きだ。只の一学生の間に、こういった人の作品に対して或る意味無責任なことを出来て良かったと思う一方、やはり少し疚しくもある。ただ、彼等の理想郷と僕の頭の中はやはりどこかで繋がっていると、今も一瞬たりとも、疑ったりはしない。

 

 例えばもし、僕が一ヶ月弱書き連ねていた夏休みの宿題と思い出のうち1つでも、読んでくれたあなたが居たとしたら、そして何か肯定的なものを、美しさの源泉のようなものを、感情の原石のようなものを、一文にでも、一文字にでも感じてくれていたとしたら、僕にはそれが、本当に嬉しい。

 

 あの街で共に毎日を過ごした、イワン、リリー、フラニー、ヒューイ。それに僕の世界をいつも照らしてくれるgalileo galileiと、そして1番に、僕の生きる道にいてくれたあなたに心から感謝を込めて

 ありがとうございました。